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バオバブと塩平原が織りなす神秘の風景|レクブアイランドとは

島? でもボツワナは内陸国では?

ボツワナの中央部に広がるマカディカディ・パン。その果てしない塩の大地の中に、静かに佇む岩の島があります。

それが、レクブアイランド(Lekhubu Island)です。

内陸国であるボツワナには海はありませんが、いまから一万年以上前、この一帯は塩分を含んだ巨大な湖でした。湖が干上がったあと、かつて水面に浮かんでいたこの島だけが地形として残り、現在は白く乾いた塩類平原の中に、ぽつんと姿を現しています。

レクブ? クブ? 名称の由来について

“レクブ” とは、セツワナ語で「突き出た岩」の意味。これがレクブアイランドという名の由来です。
一方で、「クブアイランド(Kubu Island)」という呼び名もよく使われますが、こちらの “クブ” は「カバ」を意味します。

本来の意味は異なりますが、水に囲まれていた時代、この岩の形がどこかカバのように見えたのかもしれませんね。
とはいえ、現地ではどちらの名称も通じますのでご安心ください。

生命力を感じる、バオバブの群生

島の広さはおよそ1km。決して大きな場所ではありませんが、その岩の上に、何本ものバオバブの木が根を張り、共に生きています
互いに絡み合うように根を伸ばし、乾いた風の中で静かに立つ姿は、見る者に深く力強い印象を残します。

周囲に広がるのは、真っ白な塩の平原。まるで地球ではないどこか別の惑星に降り立ったかのような錯覚を覚える場所です。

一夜を過ごして、地平線から昇る朝日を

レクブアイランドにはロッジなどの施設はありませんが、テント泊が可能です。
あるのは、ただ静かな空と風、そして塩の大地が広がるだけ。その静けさこそが、この地のいちばんの贅沢かもしれません。

そして朝――
音も光もない空間に、ただ太陽の光だけが差し込んでくるその瞬間は、この地を訪れた人にとって忘れがたい体験となるはずです。

そんな遠く離れた場所でも、安心してお過ごしいただけるテントキャンプを整えてお迎えいたします。