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ナミビアの基本をサクッと紹介

ナミビアは、アフリカの中でもひときわユニークな国。

真っ赤に染まるナミブ砂漠の砂丘と、どこまでも広がる青空…。そのコントラストは、誰が撮っても“奇跡の一枚”になるほどの美しさです。

けれど魅力は砂漠だけではありません。野生動物が自由に暮らすエトーシャ国立公園、かわいらしい海辺の街スワコプムンド周辺を楽しみ尽くすアクティビティ、地層が描くアートのような大地を走るドライブ…。

どこを切り取っても「ここにしかない景色」が広がります。

今回は、そんなナミビアの基本情報と代表的な観光地を、エッセンス凝縮でご紹介します。

基本情報

  • 首都:ウィントフック
  • 公用語:英語がメイン。他にはアフリカーンス語やドイツ語が話されることも。
  • 通貨:ナミビアドル(NAD)。南アフリカランドも同等の価値で使えます。
  • 時差:UTC+2。サマータイムなし。
  • ビザ:日本人は観光目的でもビザが必要です。空港での取得に加え、事前にオンライン申請することもできます。  
  • 訪問ベストシーズン: 乾季の4〜5月が過ごしやすく快適な気候。6~7月は朝晩冷えますが気候は安定。
  • 旅のポイント:昼は日差しが強いため帽子と日焼け止めは必須。朝晩は冷えるので重ね着が◎。

ナミビアの“立ち寄りスポット” をダイジェストでご紹介

ナミブ砂漠(ソーサスフレイ/デッドフレイ)

赤く染まるナミブ砂漠は、地球でもっとも古い砂漠のひとつ(砂漠環境が始まってから3,500万年以上の歴史)。
世界遺産に登録された「ナミブ・サンド・シー」は、霧に育まれた沿岸砂漠としては地球唯一の存在です。


ソーサスフレイには、Dune 45 (高さ約170m/登る高低差は約80m) 、Big Daddy(約325 m)、さらにDune 7(約388 m)といった巨岩のような砂丘が連なり、酸化鉄が長い時間をかけて染みついた深みある赤が、目を奪います。

目を奪われるだけでなく、実際に砂丘を登り、いくつもの砂丘が連なる壮大な景観を体験することもできます。ただ、この高さの砂を登るので、ひたすら修行を積む感覚になるのも否定はできませんが、是非涼しい朝に赤々とした砂丘たちの景色をお楽しみください。

写真映えする芸術的なスポットとしても名高い Deadvlei (デッドフレイ)の枯れ木は、600年以上前の生命の名残が今なお “沈黙の美” となって静かに佇んでいるのは、必ず見ておきたいところ。

エトーシャ国立公園

エトーシャ国立公園は四国の半分ほどの広さ、約22,000km²。
その中に広がるのが、延長130km・最大幅50kmに及ぶ巨大な塩湖 「Etosha Pan」 で、公園の象徴ともいえる存在です。

雨季には水がうっすらと張り、なんと100万羽ものフラミンゴが集う一大繁殖地に。
乾季には一転、真っ白な大地が広がり、宇宙からも見えるほどの “白銀の世界” に姿を変えます。そして風に舞う塩は、周囲の土壌にミネラルを届けるという自然のサイクルを生み出しています。

さらに、絶滅の危機に瀕していた黒サイを守り、その数を着実に回復させてきた保護活動も、エトーシャの誇り。
まさに「大地そのものが生命を育む舞台」という感じです。

スケルトン・コースト

スケルトン・コーストは、“地獄の門”や“怒りの大地”と呼ばれたほど過酷な海岸線。
しかし、ここでしか見られない風景が広がります。海岸に打ち上げられた Eduard Bohlen は今や砂に埋もれて内陸に移動し、まるで時間そのものが沈んでいくような佇まい。
そして、乾燥の大地に生き抜く、希少な砂漠ライオンや砂漠ゾウとの出会いが待っているかもしれません。

この地には、自然の美しさと荒々しさ、そして生命の強さが凝縮されています。  

スワコプムンド

スワコプムンドは、ドイツ植民地時代の面影が残る町並みと、すぐそばに広がるナミブ砂漠の大自然が共存するユニークな港町です。
クォ―ドバイクやサンドボードで砂丘を存分に満喫したり、沖合でイルカやアザラシと出会えるボートクルーズに出たりと、アクティビティも盛りだくさん。街中を歩けば、ドイツ風のパン屋さんやビールホールに出会え、自然と文化のギャップにワクワクさせられます。

そしてここからさらに南へ足を延ばして「サンドイッチハーバー」へ。
砂丘と大西洋が出会う劇的な風景はまさに唯一無二で、干潮時にしか現れないドライブルートを進むアクティビティもスリル満点。

ここでしか味わえない特別な体験です。

ヒンバの村

Himba Village は、クネネ地方(Opuwo〜Epupa 周辺)に暮らす半遊牧の人々の集落。
赤土と脂の「オチゼ」を塗って身を守り、牛とともに暮らす姿には、この地の知恵が息づいています。

集落の中央には、家畜を守る円形の柵と『祖霊の火』。髪飾りの意味や乾燥の大地を生き抜く工夫に触れる体験は、観光を超えて理解へとつながる時間となるでしょう。  

フィッシュリバーキャニオン

Fish River Canyonは、アフリカ最大の規模を誇る大渓谷。全長およそ160km、深さは550m。まさに地球の息吹を体感できる地形です。

この canyon の壮絶な美しさを味わうなら、5日間・約90kmのハイキングトレイルが最強。急な下り坂や川渡りに挑む体験は、ただの旅ではなく自然との真剣勝負です。

さらに、夜には光害とは無縁の空に満天の星が。崖の縁で澄んだ空を見上げるその静かな一瞬は、ナミビアでしか味わえない “魂にひびく感動” をくれます。

おまけのQ&A

  • レンタカー派? → 4WD推奨。舗装外も多くパンクしやすいのでスペアタイヤは欠かせません。
  • 郊外の距離は? → 広大な大地のナミビアでは、各目的地間で数百キロの移動が必要になります。日程に余裕を持っておくと安心。
  • おすすめ日数? → 砂漠がメインなら最短4日~、砂漠+海辺の街を楽しむなら6日~、更にサファリを盛り込むなら9日間はほしいところです。

まとめ

ナミビアは “風景の変化から地球の鼓動が感じられる国”。砂丘、塩湖、海岸、岩肌、と、ダイナミックな景色が心をグッと動かします。

ボツワナとナミビアは隣り合う国でありながら、その風景は驚くほど異なる表情を見せています。
せっかく南部アフリカへ足を運ぶなら、両方を体験してみるのもいいですね。

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